全体的にはキリっとしながら品よく軽快にまとめると良いです。

装飾音が多いですが、意識しすぎて突っ込みがちになるのでその前の間を意識しましょう。

9（小節目）～オクターブのユニゾンは右手を強めに重ねるときれいです。

12のソはきれいに響かせましょう。

17～3連符のテンポを安定させましょう。

23の左手スタッカートに入る前によく準備してリズミカルに弾きましょう。

25～の再現部は、つなぎとして捉え、出だしと同じようには弾かず、いくらかさらっとしたイメージで、4～8小節のまとまりとして考えましょう。

33～左手ははずんで楽しげに、36～37の右から左への受け渡しを幾分ゆったりと。ラ→ソは間をわずかに開けるが、つながるイメージで。左手の半音の動きにも敏感に対応しましょう。

40～ソーの音を潰さないように左手のスケールを適当な音量でコントロールし、42～43は1つにまとめて。波のうねりのように曲線を描くイメージで。1の指を立てて指さばきをスムーズに。

和音は、半音の動いている音を出し、上音ドファミで落ち着き、次の高音ドは響きを遠くへ飛ばします。

フェルマータはじっとして1つの呼吸で吐ききって、音の響きを聴いて終わります。腕は回したり無駄な動きがないほうがよいでしょう。